当たり前ですが、トヨタやホンダなどディーラーで純正ナビを購入・取付するができます。

市販の社外ナビメーカーはそこに割り込んで、車の持ち主にカーナビを売り込まないといけません。そのため、基本的には純正ナビよりも、社外ナビの方が価格が安く、機能も優れています。


ただし、そうは言っても社外ナビにもメリットがあれば、デメリットもあります。

今回の記事では、社外ナビのメリット・デメリットを説明し、純正ナビと一覧表で比較しています。純正ナビ・社外ナビどちらにするか、悩んでいる人は参考にしてみてください。

社外ナビのメリット

種類が豊富

複数のメーカーから販売されているので、価格だけでなく、機能やデザインが違い種類が豊富です。

機能面だけで見ても、地デジ対応や、大画面のナビ、ブルーレイ再生できるナビ、高音質ハイレゾ音源に対応したナビなどあります。(各メーカーで機能や特徴が違います。詳しくは、「人気メーカー8社の特徴や違い」を参考にしてください。)



そのため、

  • 「画面が大きい方がいい」
  • 「ナビが正確な方がいい」
  • 「とにかく安く購入したい」

など目的にあったカーナビを選べ、また選ぶ楽しさも味わえます。


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走行中にテレビが見れる

運転している人にとってはそれほど大事な機能ではないですが、助手席の人はテレビが見れないとドライブ中に暇を持て余すことがあります。

助手席に友人や家族を乗せて運転する人は、走行中のテレビ視聴は大事なポイントになります。

※純正ナビでも、テレビキャンセラーを追加購入することで、テレビが見れるようなります。


純正ナビより高機能・低価格

これはカーナビ以外の物でも言えますが、純正品よりも社外品の方が高機能で低価格です。

特に、純正ナビは数年おきのモデルチェンジですが、社外ナビは毎年新しいモデルが販売されるため、最新技術が搭載されるのが早いです。

技術面でも、純正ナビでは8インチまでしか取り付けることができないのに、社外ナビにすることで9インチまで取り付け可能になるなど、限界を攻めるのも社外ナビの特徴です。


次の車でも使える

車種専用設計のアルパインなど一部を除き、社外ナビは車を乗り換えた時、次の車でもつかえます。

多くの人は何年も車に乗るので「次の車を買う時に、カーナビも新しい物を買う」と考えていると思います。

ただ実際には、事故や家族が増えたなどで、思ってもいなかった短い期間で車を買い替えることもあります。その時に、今使っているカーナビを使えると、出費を抑えることができます。


社外ナビのデメリット

支払窓口が別々になる

車購入時の場合、社外ナビはネットショップやカー用品店で安く購入する事が多いと思います。

その場合、車を購入したお店(トヨタなどディーラー)と、カーナビを購入したお店(ネットショップなど)それぞれにローンの支払いをしないといけなくなります。

ただし、銀行でひとまとまりでお金を借りる場合は、購入後に支払う相手は銀行だけになるので、デメリットにはなりません。

「ローンなんて組まない。現金一括!」という人も、デメリットにはならないと思います。


保証期間が1年間だけ

純正ナビは3年間6万キロなど保障期間が長いですが、社外ナビは1年間のメーカー保証のみがほとんどです。

ただ社外ナビを販売しているお店では、追加で3年間保証を付けることができる所も多いので、心配な人は利用しましょう。

もともと社外ナビ自体が純正ナビよりも安いため、3年間保証の追加料金を払っても、純正ナビより割安です。


車種専用の機能が一部使えない

社外ナビでも、ハンドルにあるスイッチから、カーナビの音量調整など基本操作は可能になってきています。

ただし、純正独自の機能は一部使えない場合があるので、どこまで社外ナビで可能かは要チェックです。

また、社外ナビにすることで使えなくなる機能がある場合は、その機能が本当に必要な機能かも確認してください。


取り付けるお店に注意

社外ナビを購入する人は、価格の安さを重視して、ネット通販で購入する人も多いと思います。

その場合、カー用品店などに持ち込んで取り付けると割高になるので、注意が必要です。

そのため、ノジマオンラインような出張取付までしてくれるネットショップで購入するか、車の整備専門店で取り付けましょう。

車の整備専門店も対応内容や価格が違うので、車整備工場・専門店の検索サイトなど利用すると便利です。


純正ナビと比較


おもな項目について、純正ナビと比較しています。

全体的に、社外ナビのメリットは純正ナビのデメリット、逆に社外ナビのデメリットは純正ナビのメリットとなります。
そのため結果として、表の前半は社外ナビのメリット、表の後半は純正ナビのメリットになります。

社外ナビ 純正ナビ
種類 ×
種類に関しては、断然社外ナビの方が豊富
テレビ
純正ナビは走行中のテレビ視聴不可。
純正ナビもテレビキャンセラーで視聴可になるが、追加費用が必要。
最新機能
社外ナビの方が毎年モデルチェンジするので、早く搭載される
価格 ×
純正ナビは元々価格設定が高いので、オプション値引きでも割高。
※オプション値引で、得した気分にならないように!
次の車で使用 ×
思わぬ短い期間で車を買い替えることになっても、社外ナビは次の車でも使用できる。
支払方法
ディーラーでローンを組む場合は、純正ナビの方がひとまとめにできラク。銀行などで借り入れる場合は、純正・社外で違いはない。
保証期間 ×
社外ナビは1年、純正ナビは3年が一般的な保証期間。社外ナビでは、購入したお店の独自延長保証がある場合が多い。
車種専用機能
社外ナビの場合、車との連動した機能が一部使えない。ただし社外ナビでも、アルパインなど車種専用ナビは、ほとんどの連動機能が使える。
取付工賃
ネット通販で社外ナビを購入した場合は、カー用品店への持込は割高になるので注意。

まとめ

一覧表からもわかるように、価格や機能で選ぶなら、社外ナビのほうが間違いなくおすすめです。逆に、カーナビを自分で選んだり、購入するのが手間に感じる人は、金額的には高くなってしまいますが純正ナビがおすすめです。