一般的には10万円以下のカーナビをミドルクラスナビと呼びますが、最近はカーナビも価格が下がり、いくつかのメーカーでは、最上位モデルでも10万円以下になってきています。また技術の進歩により10万円以下のカーナビでも、テレビやパソコン同様に、昔では考えられないほど高機能になっています。
そのため多くの人にとって、このミドルクラスナビが高機能&価格も10万円以下となり、コストパフォーマンスの高いカーナビになります。
サイバーナビ AVIC-CW902/AVIC-CZ902
メーカー | 発売日 | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|---|
Pioneer | 2018年6月 | 7インチ | 800×480 |
フルセグ | DVD/CD | Bluetooth | ハンズフリー |
○ | ○ | ○ | ○ |
VICS WIDE | 音声認識 | ハイレゾ | ブルーレイ |
○ | ○ | ○ | × |
特徴
本体サイズが200mmワイドのAVIC-CW902、180mmのAVIC-CZ902の2モデルがありますが、本体サイズ以外の機能はまったく同じです。
サイバーナビと言えば、高音質というイメージがあると思いますが、当然ハイレゾ音源に対応しています。ハイレゾ音源以外にも最新技術が取り込まれていて、特にスマートフォンとの連携は強力です。テレビなどを見ていて行きたいと思った場所や、出発時間やルートを、スマートホンでカーナビに送信できます。
また、マルチドライブセットにすると、いろいろな危険(逆走警告や車上荒らしなど)から車を守ってくれ安全性が格段に向上します。ただし、セットで価格が15万円を超えてくるので、ちょっと悩ましい所です。そのため、マルチドライブセットに関しては、本当に自分にとって必要かよく考えてから決めましょう。
楽ナビ AVIC-RW902/AVIC-RZ902
メーカー | 発売日 | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|---|
Pioneer | 2018年10月 | 7インチ | 800×480 |
フルセグ | DVD/CD | Bluetooth | ハンズフリー |
○ | ○ | ○ | ○ |
VICS WIDE | 音声認識 | ハイレゾ | ブルーレイ |
○ | ○ | × | × |
特徴
本体サイズが200mmワイドのAVIC-RW901、180mmのAVIC-RZ901の2モデルがあります。
サイバーナビと同じパイオニア製ですが、こちらはハイレゾ音源に対応してません。価格も10万円よりかなり安く、コストパフォーマンスは高いのですが、機能よりも価格の安さを重視しています。逆に言えば、余計な機能がついていないので、カーナビの操作は直観的でわかりやすいく感じます。
サイバーナビのフラットなハードキーに対し、楽ナビは凹凸あるハードキーのため、指先の感覚でスムーズに操作できます。
ストラーダ CN-RX05WD/CN-RX05D
メーカー | 発売日 | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|---|
Panasonic | 2018年10月 | 7インチ | 800×480 |
フルセグ | DVD/CD | Bluetooth | ハンズフリー |
○ | ○ | ○ | ○ |
VICS WIDE | 音声認識 | ハイレゾ | ブルーレイ |
○ | ○ | △ | ○ |
特徴
本体サイズが200mmワイドのAVIC-RW901、180mmのAVIC-RZ901の2モデルがあります。
10万円前後の価格で、ブルーレイを再生できる唯一のカーナビです。ハイレゾに関しては、ブルーレイディスクのハイレゾ音源のみ対応しています。
ブルーレイ再生やハイレゾ音源というとエンターテイメント重視に感じますが、ナビ画像もシンプルで、逆走警告など安全面も重視したナビです。
AVN Sシリーズ AVN-S8W/AVN-S8
メーカー | 発売日 | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|---|
イクリプス | 2017年11月 | 7インチ | 800×480 |
フルセグ | DVD/CD | Bluetooth | ハンズフリー |
○ | ○ | ○ | ○ |
VICS WIDE | 音声認識 | ハイレゾ | ブルーレイ |
○ | ○ | × | × |
特徴
本体サイズが200mmワイドのAVN-S8W、180mmのAVN-S8の2モデルがあります。
1番の特徴はやはりこのフルフラットのデザインです。シンプルな洗練されたデザインで、車内インテリアとしての一体感も高いカーナビです。
このSシリーズはイクリプス最上位シリーズで、通信ユニット同梱ナビです。通信ユニットがあると、地図情報を自動更新してくれるので、他メーカーのようにSDカードなどで更新する必要がありません。(イクリプスの他のシリーズは、スマートフォンと接続し地図更新を行います)
個人的に1点残念なのが、最上位モデルにも関わらず、最近他社メーカーで採用されているハイレゾ音源に対応していないことです。
彩速ナビ MDV-Z905W/MDV-Z905
メーカー | 発売日 | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|---|
KENWOOD | 2018年2月 | 7インチ | 800×480 |
フルセグ | DVD/CD | Bluetooth | ハンズフリー |
○ | ○ | ○ | ○ |
VICS WIDE | 音声認識 | ハイレゾ | ブルーレイ |
○ | ○ | ○ | × |
特徴
本体サイズが200mmワイドのMDV-Z905W、180mmのMDV-Z905の2モデルがあります。
このモデルは高音質ハイレゾ音源に対応した、彩速ナビの中でもプレミアムモデルです。音だけでなく、フルフラットで美しいデザイン、「プレミアム・ファインビュー・モニター」による高画質など、KENWOODのいくつものこだわりが凝縮されたカーナビです。
また、彩速ナビはドライブレコーダーとの連携などが簡単にできる「スマート連携」もおすすめポイントです。ナビだけでなくドライブレコーダーも取り付けようと思っている人は、この機能も要チェックです。
まとめ
各ナビとも10万円前後の価格設定の高機能ナビのため、基本的な機能で困ることはありません。
ただ、今回紹介した一部のカーナビでは、ハイレゾ音源に対応していません。今後はスマートフォンなど他のハードでも、ハイレゾ音源対応が増えていくのは間違いないと思います。
今はハイレゾ音源のカーナビは必要ないと思っていても、今後スマートフォンを買い換えて「やっぱり車でハイレゾ音源の音楽を流したい」となる人もでてきます。そのため、カーナビは何年も使うことも考え、できれば今のうちにハイレゾ音源対応のカーナビを選んでいた方が無難です。