平和な日常生活を送っていても、地震や津波、台風などの自然災害、また事故など誰にでも遭遇する可能性があります。そんな時に、あらかじめ準備していたら便利な防災グッズを紹介していきます。

特に災害や事故にあった時にあるのが、「あの時、買っておけば良かった」という後悔です。

買おうと思っていたけど、準備を後回しにしていると、その時が先にきてしまいます。いつ起こるかわからないのが、自然災害や事故の1番の怖さです。

今回の記事ではあまり高額な防災グッズは紹介していないので、必要だと思うものがあれば、できるだけ早く購入して万が一の時に備えておきましょう。


また、家に常備していても、外で災害にあったり、家の倒壊で持ち出せない場合があります。
リスク分散の意味でも、家と車それぞれで準備するのが理想です。


東日本大震災から月日も流れ、今の若い20代のドライバーは自然災害に対する怖さがなくなっているかもしれません。あまりイメージや知識がないという人は、YouToubeなどで「東日本大震災」を検索してみてください。
>YouTube「東日本大震災」で動画検索

非常食

「食料はなくても1日くらい平気。死にはしないし、自衛隊が持ってきてくれる」とタカをくくるのは危険です。地震や雪で道路が通れなくなり、天候が悪ければ空からも運べなくなります。
災害時に冷静な判断、落ち着いた行動をするためには、やはり食料は大切です。

また大人は空腹を我慢できますが、子供にとっては難しいです。家族に小さな子供がいる場合は、カンパンなどは固く食べにくいので、お菓子を非常食として準備しておくのもアリです。(※ただし賞味期限が短いので注意が必要です)

最近では熱中症のニュースなどで、水分補給の大切さが多くの人に理解されました。
災害時にも水分補給として水は大事ですが、それ以外にも体を洗ったりケガをしたところ洗い流したりと色々な場面で重宝します。

1人当たり3リットルを目安に備えておくと理想的ですが、重さもあり場所も取るので難しいと思います。そのため、1人1リットルでもいいので用意しておきましょう。500mlタイプのペットボトルの方が、配りやすく、衛生面でもおすすめです。

注意点としては、太陽の陽射しがあたるところだと、水がレンズ代わりとなり自然発火する危険性があることです。日差しがあたらないように、布をかけるなどしてストックしておきましょう。

簡易型携帯トイレ

男性だと思いつきにくいのが、この簡易型携帯トイレです。
やはり災害などの緊急事態でも、女性には恥ずかしい思いをせずにトイレに行ける環境を作ってあげましょう。

トイレに行くのが恥ずかしいから、水分を取らない。
 
熱中症や心筋梗塞になる(死亡する場合もある)

となる危険性もあります。

「家族や同居している人に女性がいないから、関係ない」と思うかもしれませんが、災害は場所や時間を選びません。会社の同僚や友人と一緒のときに災害にあうことは有り得ます。


また、このアイテムは高速道路の渋滞に巻き込まれた時にも役に立ちます。長距離の高速道路での移動がある人や、トイレ間隔が短い人(特に女性)は、準備していて損はありません

ライト・ランタン

災害にあった時の、夜の闇には大人でも恐怖を感じます。小さいお子さんがいる家庭では、車用と自宅用それぞれで準備しておきたいアイテムです。うっかり電池が切れても、手回しで充電できるタイプがおすすめです。

ろうそくなど本物の火を使うのは、火事など二次災害を起こす可能性があるので、おすすめできません。災害時や緊急時は、できるだけリスクを最小限にするのが鉄則です。

携帯ラジオ

エンジンをかけることができない状況では、車のラジオを使えないので、外の正確な情報を知るために携帯ラジオは必要です。
ワイドFM対応のラジオであれば、AM放送が受信できないエリアでも、AM放送の番組を高音質で聞くことができます。

USB充電器ケーブル

これだけアイフォンなどスマートフォンが普及しているので、USB充電器ケーブルは必須アイテムです。

スマートフォンの電池が切れた時、災害にあった場所が、自宅や町中の場合は問題ありませんが、山奥にある道路の場合は周りと連絡が取れない状態になってしまいます。外の世界との情報のやりとりができないと、孤独を感じ不安が急激に大きくなってしまいます。

救急箱・医薬品

災害、事故にあった時にどんなケガにあうかは誰にもわかりません。完璧にはそろえなくていいですが、ガーゼやバンソウコウ、消毒液だけでも準備しておきましょう。

ソケット分配器、インバーター電源

ソケット分配機があれば、シガーソケットを分配できます。また、USB充電ポートもあるタイプがあるので、スマートフォンの充電など日常生活でも役立ちます。

インバーター電源があれば家庭用電子機器を、車の電源で使えるようになります。ただし、このアイテムは必要とする電子機器がなければ意味がないので、自分の持ち物を確認してから購入しましょう。

その他の便利アイテム

上記のアイテムほどではありませんが、あると助かる便利アイテムです。

タオル

入浴できない時には、タオルを濡らして体をふきますが、それ以外にもケガの手当てなどにも便利です。

ウェットシート・ウェットタオル

災害時は、水が簡単に手に入らない場合もあります。その時は、手や体を洗うのにウェットシートがあると便利です。

乾電池

乾電池でしか動かない物もあるので、準備しておきたいアイテムですが、液漏れをすることがあるので、定期的なチェックが必要です。

軍手

車の整備や、ガレキをどける時には必ず軍手を使いましょう。災害後のケガには、できる限り注意を払うのがポイントです。

脱出用ハンマー

車が水没した時、社内からドアを開けたり、日常品で窓ガラスを割るのはかなり難しいです。
専用ハンマーであれば、女性や子どもの力でも、簡単に窓ガラスを割ることができます。

おむつ

小さい子供がいる家庭のみの話になります。特に生後まもない赤ちゃんの場合は、1日に10回以上オムツを変えていると思います。これができないとなると、赤ちゃんや子供がグズッてかなり大変です。
オムツのサイズアップの前に使いきれば無駄にもならないので、多めのストックを車にのせておきましょう。

まとめ

この記事では、車で出かけていて自然災害や事故などにあった時に役に立つアイテムを紹介していますが、

「買ったけど、使うことなくて無駄だった」(自然災害などにあわなくて)

となるのが理想です。そのため、「購入したけど無駄なお金になったらいいなぁ」と個人的には思っています。

また、準備していることで万が一自然災害や事故にあっても、「キャンプ見たいでちょっと楽しい」と思える心のゆとりもできます。(ちょっと不謹慎な例えですが・・・)