今回はアルパインBIGX11と、カロッツェリア サイバーナビの中でも車種専用モデルを比較しています。
どちらも最上位モデルのため、かなり高機能なナビですが、それぞれに特徴や違いがあります。どちらにするか悩んでいるなら参考にしてください。
対応車種の比較
下の表を見てもらうとわかりますが、アルパインBIGX11は6車種、サイバーナビは7車種に対応しています。
1車種ちがうのはステップワゴンです。サイバーナビのみステップワゴン対応モデルがあります。
※ステップワゴン専用ナビは、アルパインではBIGX(10インチモデル)になります。(BIGX11は11インチモデル)
アルパイン BIGX11 |
カロッツェリア サイバーナビ |
|
---|---|---|
アルファード | ○ | ○ |
ヴェルファイア | ○ | ○ |
ノア | ○ | ○ |
ヴォクシー | ○ | ○ |
エスクァイア | ○ | ○ |
セレナ | ○ | ○ |
ステップワゴン | × | ○ |
デザインでの比較
アルパインBIGX11、サイバーナビどちらも車種専用ナビなので、それぞれの車種でオリジナルのデザインとなっています。
ただし、兄弟車種(アルファードとヴェルファイアなど)は同じデザインです。(アルパインBIGX11では、それぞれの車種専用の起動画面をエンジン始動時に表示)
車種による大きなデザインの違いは、ボタンの配置が画面横や下になることです。。
また、全体的に見た時、ダイナミックなデザインのアルパインBIGX11、シャープなデザインのサイバーナビと言えます。
アルファード・ヴェルファイア
【アルパインBIGX11】
【サイバーナビ】
ノア、ヴォクシー、エスクァイア
【アルパインBIGX11】
【サイバーナビ】
セレナ
【アルパインBIGX11】
【サイバーナビ】
ステップワゴン
【アルパインBIGX11】
なし
【サイバーナビ】
価格での比較
どちらのナビも20万円前後で、社外ナビの中でも高額な部類になります。
多少サイバーナビの方が高いのが現状です。(ナビ本体も、後席ディスプレイも1万円くらい)
高額なだけに、ネット通販や、後席ディスプレイのセットで購入すると、お店によってかなり価格が変わってきます。
アルパイン BIGX11 |
カロッツェリア サイバーナビ |
|
---|---|---|
定価 | オープン価格 (実売価格200,000円前後) |
オープン価格 (実売価格210,000円前後) |
後席ディスプレイ 定価 |
オープン価格 (実売価格90,000円前後) |
オープン価格 (実売価格100,000円前後) |
最新価格は、各お店で確認してください。
画面サイズ・解像度での比較
どの車種も、アルパインBIGX11は11インチ、サイバーナビは10インチとなっています。
1インチの差ですが、車内ではナビと目の距離が近いので、かなり大きさに違いを感じます。スマートフォンで画面が1インチ違うのをイメージするとわかりやすいと思います。
どちらのナビも解像度は、高画質なWXGA(1280×720)が採用されています。そのため、テレビやDVDなどもキレイな画像で楽しめます。
アルパイン BIGX11 |
カロッツェリア サイバーナビ |
|
---|---|---|
画面サイズ | 11インチ | 10インチ |
解像度 | WXGA(1280×720) | WXGA(1280×720) |
後席ディスプレイでの比較
これまでは後席ディスプレイは、アルパインが12.8インチで最大でした。
【アルパイン12.8インチ後席モニタ】
しかし、ついにカロッツェリアから13.3インチ大画面の後席ディスプレイが販売されました。これは2019年現在、他社にもないサイズで、1番大きな後席ディスプレイになります。
【カロッツェリア12.8インチ後席モニタ】
また、カロッツェリアの方はフルHD(1920×768)が採用され、画質でも勝っています。
※カロッツェリアでも、他のモデル(11.6インチなど)はWXGA(1280×720)となります。
アルパイン 後席ディスプレイ |
カロッツェリア 後席ディスプレイ |
|
---|---|---|
画面サイズ | 12.8インチ | 13.3インチ |
解像度 | WXGA(1280×720) | HD(1920×768) |
その他 | プラズマクラスター搭載 | バックフリップ構造 |
正直なところWXGAであれば、十分キレイな画像が楽しめます。それよりも低いと、さすがに画像に粗さを感じるとは思います。
前席で音楽、後席ではDVD再生など同時に実行することは、アルパインBIGXでもサイバーナビでも可能となっています。
その他の機能について
アルパインの後席ディスプレイには、プラズマクラスターが搭載されているため、フェイスケア、脱臭、静電気抑制、空気浄化の効果があります。
カロッツェリアの13.3インチ後席ディスプレイでは、バックフリップ構造が採用されています。
これは、通常と開閉が逆になった構造で、より後部座席に近い位置にディスプレイがくるようになっています。
機能での比較
フルセグ(テレビ)や、DVD・CD再生などの基本的な機能はどちらも装備されています。
違いとしては、サイバーナビは高音質のハイレゾ音源に対応している点です。2020年モデルから、アルパインBIGX11もハイレゾ音源に対応しました。(※ハイレゾ音源で再生するには、元データもハイレゾ対応のデータでないとあまり効果がありません。)
ブルーレイにはどちらのナビも対応していませんが、これはブルーレイ自体が流行らなかったからと言えます。そのため、ブルーレイ再生に対応しているナビは、Panasonicストラーダくらいです。
アルパイン BIGX11 |
カロッツェリア サイバーナビ |
|
---|---|---|
フルセグ(地デジ) | ○ | ○ |
ブルーレイ | × | × |
DVD | ○ | ○ |
CD | ○ | ○ |
ハイレゾ | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | ○ |
音声認識 | ○ | ○ |
関連記事
アルパインBIGXはセット購入の方が安い?単品購入と金額の比較
地図更新・保証期間での比較
どちらのナビも、地図の更新は3年間無料、保証期間は1年間となっています。
これは社外ナビとしては一般的な内容と言えますが、保証期間に不安を感じる場合は、購入店舗で追加保証に入るなどして延長しましょう。
アルパイン BIGX11 |
カロッツェリア サイバーナビ |
|
---|---|---|
地図更新 | 3年間無料 | 3年間無料 |
保証期間 | 1年保証 | 1年保証 |
まとめ
簡潔にまとめると、ナビ画面の大きさや派手なデザインならアルパイン、音の良さや後席ディスプレイの大きさならサイバーナビと言えます。
ナビはかなり高額な買い物で、長く使うものなのでゆっくり時間をかけて選んでください。
家電通販大手ノジマオンラインは、カーナビ本体とバックカメラなどのセット販売があります。
本体とバックカメラ・後席ディスプレイを、別々に購入すると割高になって損をしてしまうので、ノジマオンラインのようにセット販売しているお店がおすすめです。